【第2回】「合成の誤謬」から脱却しよう!(中野剛志 × 森永康平)
森永康平のビズアップチャンネル様 動画引用
さて、経済の話ですが、合成の誤謬、みんなが合理的に行動した結果、良くない方へ進んでしまう、という話。
景気が悪いのでみんなお金を使わない、そうするともっとお金が回らなくなる。
何が問題かと言うとこういったことが方向転換できないことです。
これは何も国に限ったことではなく企業もそうですが一度決めた事を変えられないこれが日本人のとても悪いところです。
これが一昔前のパイを広げていく時代であればむしろ良い方向に働いたのだと思います。
一度決めたことをずっと貫き通す、そしてなるべく皆平等に一緒に登っていく、これが最大限発揮されたのが高度経済成長期です。
ところがデフレ経済になってからも同じことを続け、皆平等に貧乏になってしまいました。
中野先生もおっしゃっていますが20年以上もデフレ経済をしている国はかつてないです。
ある意味体力があるということでもあるのですが、このままではジリ貧です。
本当に最近の若い方をはじめお金がありません。
それでも暮らせるように変化しており、あまり欲のない若者が増えました。
これも過剰なデフレにおいて変化した社会現象の一つではないでしょうか。
であれば若者の何々離れというのは大人に責任があるのではないでしょうか。
とはいえ、欲がないということはいいことです。
私達は親から無駄遣いをするな、買ってはいけないと教えられてきました。
それを真面目に実現する世代が出てきたというだけです。
そうすると経済が回らなくなるのですが・・・
しかし政府は景気を回復させようという気が全く見えません。
消費税を減税したりいろいろやることあるのですが何もしていないという事に非常に違和感を覚えます。
とはいえ私たちにできるのは選挙に行くことくらいですので、後は自己防衛をするしかありません。
となると結局お金を使わない生活を心がけるというところに行き着く・・・
やっぱり合成の誤謬ですね。
まだまだ夜明けは遠いです。