【高齢者活躍】役に立たない上役が会社に寄生する

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長時間労働が減らない

 

私もずいぶん長いことを長時間労働をしてきました。

 

きっと無駄なことをたくさんしていたんだと思いますが、よくわかんないですけど仕事が終わらないんですよ。

 

あまりに大変で、なんでかな、なんでかなとずっと考えていました

 

そして自分もいつのまにか他人にそれを強要していることに気づきました。

 

口では若い人にはこういう苦労させられないと思っているのにも関わらず、若い人が何もしていないの見ると腹が立つようになってしまいました。

 

別にちゃんと仕事しているにも関わらず。

 

なるほどと思いました。結局自分がやって来た道を他人に強要することで自尊心を満たしていたんだと。

 

そりゃ長時間労働なくならないわけです。

 

入ってきた若い人たちを徹底的にこき使い苦労させて自分たちにとって使いやすい人間に仕立て上げます。

 

効率よく仕事覚えてもらっても困るわけです。仕事をして欲しいんじゃないんです。俺たちの言うことを聞いてほしい、なので

 

知的生産術"(出口治明 著)からの引用

 

"一方、伝統的な日本企業は、仕事の成果よりも従業員のロイヤルティ(組織に対する帰属意識や忠誠心)を評価する傾向にあります。ロイヤルティを測るのは、これまでは労働時間だとみなされてきましたから、残業をすれば、「夜遅くまで仕事をしていて、見どころがある」と評価されます。 これからの時代は、労働時間ではなく労働生産性(成果や業績)が、評価の対象となる仕組みを構築していく必要があります"

 

まさに出口先生のおっしゃるように日本企業というのはそれまでの村社会のシステムを組み込んでいます。

 

会社の忠誠心が高ければ高いほど評価されます。

 

それが全体のチームワークを生んでいたことも確かだと思います。

 

年功序列で秩序を作り、冠婚葬祭会社が関わり、まさに家族同然の付き合いをします。

 

安定を好む日本人の民族性にとても合致していたことも確かです

 

それが成り立っていた社会でした。

 

ところがもうそんな余力が企業になくなってしまい徐々に体勢が崩れ始めました。

 

こうなると組織を維持するために若い人をこき使い使い潰すようになりました。

 

昔は年功序列だったのでいずれはその役は誰かが取って代わったのですが、今は上は抜けない下は入ってこない状況で

 

いつまでも入ってこない若い人すぐ抜けてしまう若い人、その責務を全て背負う三十代、四十代

状況が飲み込めないその上の世代、

 

かなりの企業が死ぬのを分かっていながら自分達が残りたいがために若い人に犠牲になってもらっているこれが現状です。

 

少子高齢化の一番の問題は高齢者に止めてもらえないところにもあります。

 

年功序列のポイントは定年があることで、

老兵は去るのみでした。

 

もちろん優秀な元気なお年寄りは現場に残って頂けるとありがたいですが、問題は役にも立たないのに役職だけついて定年がないからと言って居座る人達です。

 

つまり年功序列を保ったまま定年を取っ払うという最悪な事態が起きるのではないかと思っています。

 

当然会社は活性化しませんので潰れていくのは必須なのですが、何とかしてそれを若い人を使い潰して生きながらえさせている、こんな状況なのではないでしょうか