やはり、だいちゃんねる様 の動画が記事になっていました。なんか、足るを知る生活を送っていて幸せそうだ、という内容でした。
しかし、。コメントを見ると、YouTubeのコメントと違い、
手取りが14万円しかない、貧困独身男性、という見方をしている人が多いなと思いました。
確かにそうなんです。
この動画は孤独な貧困独身男性のドキュメンタリーなのです。
こんなに優しい若者が、少ない給料で生活しなければいけない、ということ。
さらにいうと給料が少ないことが問題なのではなく、おそらく10年後も給料の額は変わらない。よくて微増くらいです。
つまり、この先も同じ生活をなければいけない、という絶望がこの動画からは滲み出ているのです。
それではコメントを引用しましょう
この記事だと、改善されるべき政治問題がうやむやにされてしまう。日本の低い最低賃金の大幅な引き上げ、手取り収入の引き上げ、安定した雇用を増やす為の法改正(法改悪されたから格差社会に日本がなった)、安い賃金の人に重たい消費税の減税を。
物価高騰前に同じような状況になったことがあるけれど、食費を削る心境、そんな中で幸せを探すことも皆してるけれど、皆の心の中で将来への心配が無いわけではなく、どれほど心細いことか。 個人の責任問題に終わらせないで、他にも多くの人がそうなのだから、社会の問題という視点から新聞記者なら迫らないといけない。表面だけを追わず。幸せをどこでも求めるのは、当たり前のこと。その上で、多くの人が同じなのだから、国の政治の仕組みに、気づけるような記事を書いてほしい。
この動画を見て癒される、と思って見ている人は贅沢をしている証拠である。
上から目線で応援しているからです。
以前紹介した、元テスラ社員が、あえて手取りを減らして生きていく動画がありますが、これは戦略として行っているので、こうした生活が足るを知る、良い見本なのです。
応援ほど恐ろしいものはない。
仮に 彼が、YouTubeの収益を得て、いい暮らしをし始めたら、彼をそのまま応援し続けられるだろうか。
いや、批判を始めるに決まっています。
「このまま素朴なだいちゃんでいてね」
というコメントが動画で見られますが、
「このまま低収入で一生暮らせよ」
と言っているのと同じことです。
応援されればされるほど、他のことができなくなる。
他のことはやるなよ!、と暗に言われているからです。
批判も応援も同じなのです。むしろ批判の方がマシです。同じ目線だからです。
応援は上から目線、これほど恐ろしいものはない。
私は応援ではなく見届けようと思っています。
同じ独身男性として、YouTubeも成功してほしいと思います。
彼の生活と、それを見て、気持ち悪い応援する人々の構図は
今の世の中の歪みを表しています。