"他人に「正義の制裁」を加えると、脳の快楽中枢が刺激されて、快楽物質であるドーパミンが放出されます。 ひとたび、この快楽の味を覚えてしまうと、簡単には忘れられなくなってしまいます。そのため、同じようにドーパミンを出すことができる、制裁を加えられる対象を、常に探し求めるようになってしまいます"
脳のブレーキとアクセルの取扱説明書: 脳科学と行動経済学が導く「上品」な成功戦略"(中野信子, 真壁昭夫 著)
最近は本当にちょっとでも叩く理由を見つけると一斉にその対象を潰します。これは中野信子先生が言うところの集団の脳が世のため人のためモードになり、それをしない人達を排除しようとする本能から来てると言えます。
ただしその世のため人のためモードというのはただ単に自分は正義を執行していると勘違いして快楽物質を味わっているにすぎないということです。
Twitter も YouTube も、よくみんなあんなに簡単に人を叩けるなと、絶対あとで恥ずかしくなったりするのに、と思っています。
何のメリットもないのに罵詈雑言を書くのです。
これは岡田斗司夫先生が仮説として挙げられていたオーバーロードという現象でもあります。
つまりこれは日本人全体の集合意識が、それに従わない者もしくはストレスのはけ口として、叩きたい人を叩いている、
そのたたく役割を担うのは残念ながら弱い個体で、SNSで書き込んだり、YouTubeのコメント欄を賑わすのです。
有り体に言えば頭の悪い脊髄反射で動く人たちのことです。
弱い個体は普段から何もできなくストレスをためている、そこに相手を叩ける口実ができたので集合意識からの指令で動いています。
メタ能力がないので自分で考えていないことに気づいていないのです。
日本人のこの集合意識の力というのは凄まじいものだなと今回見せ付けられました。マスコミのおかげで恐怖心を煽られ、自粛警察という現象を生み出し、頭の悪い兵隊たちが率先して他人を叩いていくのです。
このような時は合理的な人や損得で動く人が叩かれやすいですね。
一番の問題はこの状態がいつまで続くのかということです。ワクチンができて徐々に治っていくのか、ちょっとでも感染者が出たらすぐに騒ぐ状態がまだ1年ぐらい続くのであれば、経済に相当な打撃を受けることになります。
特に年寄りがギャーギャー騒ぐようになって自分たちは経済のことを関係ないから好き放題やってます。
私はテレビを見ないのですが、テレビを見ているご年配の人たちは本当に恐怖心を持っているようでここまで洗脳されるかとびっくりしました。
今回のマスコミの罪は本当に重いです。まあ斜陽産業ですからね。と言っても今の幹部の人達はどうせ自分達がいる間は大丈夫だからとあぐらをかいているのでしょう。