さて最近はこの本を読んでおります
「選択的シングル」の時代 30カ国以上のデータが示す「結婚神話」の真実と「新しい生き方」エルヤキム・キスレフ
実は世界的に独身で生きていくことが、当たり前になっているということを示唆する本です。
日本においても結婚をしない子供を作らない人の割合が、どんどん増えていることは周知の通りです。
我が国の子供にかかる費用や、そもそも、1人で暮らすことの快適さを知ってしまった我々はこの自由を得るために一人で生きていくことを選択し始めています。
その一方で、これまでの価値観が邪魔をしてどうしてもそれが良くないことなのではないかと、悩んでいるその段階にあるわけです。
しかし、世界を見ても独身が増えているようでございます。
私がびっくりしたのはアラブ首長国連邦においても、2014年30歳以上の女性のうち独身者は60%を超えていたと言います。
離婚率は40%、20年前の2倍に増えているそうです。
男性は結婚の際に結納金を払うのですが、その額が非常に大きいそうで、だんだんと結婚をしなくなってきたとのことです。
政府はこれを見て結婚をするのであれば補助金を出す、結婚相手探しや、結婚後のサポートまで国を上げて取り組んだそうです。
最初のうちは良かったのですが結局統計を見るとほとんど効果がなかったということらしいです。
他にも中東やアフリカ北部のアラブ諸国、イスラム諸国でも独身者が増えているということです。
これは本当にびっくりしました。
アメリカや中国のシングルが増えているのは分かっているのですが、アラブ諸国においても進んでいるということです。
ということはやはり1人で生きていくということはごく普通のことになりつつあるということです。
またお金が原因ではないのだろうというふうにも思います。私たちは1人で生きていけるような環境が整った、この辺りが大きく影響しているのではないかと思います。
ご興味があればご一読されることをお勧めします。