人生で本当に大切にすべきことはたった一つ、それは○○だ、と説くブッダ
仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太 様
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
家康の遺訓です。
こちらの仏教チャンネルでは、天下人となった家康も重荷を下ろしたいとここまできたが結局それは叶わなかった、ということを説いておられます。
本当にそうですよね。
幸せとは何か、欲しいものを手にしたらいいのか。
結婚することが幸せなのか
結婚して友達に自慢することでこの重荷はおろせるのか
では、なぜ離婚が多いのか?
今、毎日暮らせていることは幸せではないのか?
子供がいることが幸せなのか?
でも引きこもりも多い、一緒に抱えて生きていけるのか?
何をしたって苦痛が待っている、それが人生なのです。
満たされない心は満たすことでは解消しません。今が全てである、と知るべきなのです。
生きていけるだけのお金があればいい
生きていけるだけの人間関係があればいい
生きていけるだけの食料があればいい
どうしてより多くのものを得ようとするのでしょうか?
お金持ちになれば自由になれるのでしょうか?
いいえ、お金持ちになればなるほど個性は失われます。
いい学校に子供を通わせ、美味しいものを食べなければいけない
いいブランド品を持たねばならない
いい車に乗らなければいけない
何々しなければはいけない・・・
お金に負けて、お金に追われる身綺麗な乞食に成り果てるのです。
所詮人生というのはこの程度のものなのです。
人生を満足していきたいのであれば足るを知ること、人生を俯瞰してみる、ということです。
そのためには今こそ仏教が必要なのではないでしょうか。